「語学は才能ではなく、やるかやらないか！」
特に幼い子供についてはそう思っていました。
「才能」よりも「環境」だと。
でも、
沢山の生徒さんを見ていて
もしかして生まれつきの「才能」ってあるのかも・・・
と時々思うようになりました。
それは言い換えると「性格」かもしれません。
「集中」できる性格とか。
「表現」好きな性格とか。
「好奇心旺盛」な性格とか。
タイプは色々だけど
「１０教えると１０吸収する子」
っているんですよね。
ビックリします。
私、才能ないです。
「うちの子、才能ないかも・・・」
ご安心下さい^^
私も、才能無いですから（笑）
英語講師として威張れることではないかもしれませんが・・・^^;
どのくらい才能がないかというと・・・
大学でスペイン語学科だった私は
１年生のとき教授（スペイン人）の部屋に呼び出されました。
教授：「部活忙しそうだね。やめられる？」
はぁ？？
初めは何のことかサッパリ分からず呆然。
翻訳(??)すると
「今のままじゃ進級ヤバイよ」
ってことでした。
それまで授業を休んだことも遅刻したこともなく
真面目にやってたんですけどね〜
ちなみに当時、私は体育会水泳部でした。
人と同じことをしていては・・・ダメ
それまで１８年間、岡山のド田舎で育ってきた生粋の田舎者が
急に東京のど真ん中の学校に入ったもんだから
そりゃーもう、カルチャーショックの連続でしたよ。
渋谷のスクランブル交差点とか、
入りきらない電車に人を押し込む駅員の姿とか。
大学生活では
長ズボンの下にパンストを履く友達とか、
学生なのにブランド物のバッグを皆お揃いの様に持っているとか。
都会の人は不思議だな〜って。
そして困ったのが・・・
とにかくクラスに帰国子女の多いこと、多いこと。
岡山では殆ど出会ったこと無かったのに
ここでは帰国子女がスタンダードかっていうくらい。
ところで呼び出しを食らった後、
もちろん部活を辞めるなんて悔しい選択はしませんでした。
毎晩泣きながら勉強しました。
「華の大学生活」どころか「地獄の大学生活」でした。
それから２年後・・・
自慢しちゃいますが
スペイン語全国弁論大会で優勝しました。
才能ない人間が
人と同じことをやっていては
人と同じ、もしくはそれ以下の成果しか出ません。
だからやり方をとことん考えるんです。
私は語学の「才能はない」けど 語学「大好き人間」なので
人一倍、沢山の失敗や挫折を経験して来ました。
だからこそ今伝えられることも沢山あると思っています。
がむしゃらにガンバルより
やり方を考えたほうがいいってことにも気付きました。
皆が塾に行くから塾に行かせる。
皆が◯◯を使っているから我が子にも◯◯を買い与える。
それではいつまでたっても「ふつう」以上にはなれません。
