「英語耳」
聞いたことありますか?
日本語を介さず英語で英語を理解する「英語脳」、
それと並んで最近注目されている「英語耳」。
一体「英語耳」って何でしょう?
【日本語】
母音・・・ア・イ・ウ・エ・オ(a・i・u・e・o)
子音・・・上記以外
日本語は「母音のみ」or「子音と母音が組み合わせ」で
音が作られています。
「か行」なら
ka ki ku ke ko
「お腹がすいた」なら
o na ka ga su i ta
「母音だけ」という音はあっても
「子音だけ」という音はないですね。
一方、英語は・・・
日本語に比べて子音の音が圧倒的に多いのです。
母音大好きな日本語に慣れていると子音が聞こえにくい、
つまり日本人は英語が聞き取りづらい、
というわけです。
この「子音」を聞き取ることができる耳のことを
「英語耳」と言ったりします。
(調べてみると定義はやや曖昧なところがありますが
私は↑こんな風に解釈しています。)
子音とか母音とか、なんだか小難しい感じですね^^;
では、私が「これかぁ!」と感じた実例を挙げてお話してみますね。
「Wait」から見えてくる英語耳?
「Wait!」
この文字、なんて読みますか?
「ウェイト」「ウェイ」「???」
文字のお勉強から入った人(昔の英語教育を受けた人?)に多いのが
「ウェイとぉ」
英語はちょっと知ってる or ネイティブ発音を聞こえるままに発音してみると・・・
「ウェイ」
日本人ならきっと、こんな感じの読み方が多いのかなと推測します。
で、本題。
いつも娘の事例ばかりで恐縮ですが
(なにせ一緒にいる時間が一番長いもので・・・^^;)
Nanaが言葉を話し始めた頃(2歳頃)のことです。
私を追いかけながら
「ウェイt、ウェイt」と言ってきてビックリしました。
何がビックリしたかというと
この「t」。
敢えてカタカナで表すなら「トゥ」です。
正確に言うと音は無く息だけに近いです。
いわゆる「日本語の周波数」しか身につけていない日本人ならば
きっとこの最後の「t」は聞こえないことのほうが多いはず。
もしかして「wait」という単語を知っていれば
意識して聞いてみると「t」が聞こえるかもしれないけど
逆に「wait」という単語を知っていれば
最後の「t」を「to(とぉ)」と読んで「ウェイとぉー」
になったりすることはよくある話で。
まだ字が読めず、
ましてや単語の最後に「t」が付いているなど知る由もない2歳児が
無声音である「t」を正確に聞きとって発音したことに驚きました。
他には
例えば・・・
「Good Night」。
生粋の日本人ならきっと「グンナイ」と聞こえるのではないでしょうか?
これもNanaは「グンナイt」と言って
私達を驚かせました。
これはまさに「英語耳」!?
と思ってしまう親バカなお話でした^^;