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英検2級の対策【単語編】(小学生向け)

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Nana(長女)の英検2級は、小学3年生の時に不合格、小学4年生で合格になりました。

詳細はコチラ>>英検2級~小学生でも避けては合格できない長文とライティング~

そもそも英検2級をこのタイミングで受けようと思ったきかっけは、コロナでした。緊急事態宣言で小学校も休講となり、もて余したおうち時間で英検にチャレンジしよう!という感じで始めました。

今回は、合格までの英検2級対策を詳しくご紹介したいと思います。まずは全体の方針、そして小学生にとって一筋縄ではいかない単語対策について振り返りたいと思います。

英検準2級と2級の違い

まず過去問をざっと見て、英検準2級と2級を比べてみました。そして気づいた点は3つ。

  • 抽象的な単語が多く小学生が理解するのは難しそう
  • 長文が4つ(準2級)から5つ(2級)に増えていて時間配分が肝になりそう
  • ライティングのお題がさらに社会的問題にフォーカスされていて対策が必要

やるべき方向性は見えてきたので、さっそく上記3点(単語・長文・ライティング)それぞれの対策を考えていきました。

英検2級の対策【単語・イディオム編】

◆単語・イディオム対策で使った教材

ではそれぞれの使い方を具体的にご紹介します。

【1】自作カルタで単語対策!

単語の対策は『 改訂版 キクタン英検2級 』を徹底的にやろう!という方針にしました。最初こそ、単語帳を音読しながら分からない単語にチェックを入れ、2回目からはチェックが入っているものだけ音読・・・なんて方法で進めていましたが、すぐにいつもの問題が発生しました。

  • 単語本の日本語訳の漢字が読めない
  • そもそも日本語でも分からない単語が多い

そこで今回は、おうち時間を楽しむ余裕もあったので、自作カードをつくることに。ポイントは、単語の意味を「日本語」ではなく「絵」や「英語の同義語」で自由に表すこと。意味の分からない単語は私の説明を聞いてから、その例えや例文を含めたストーリーで描いていました。 理解していないと表現できないので、抽象的な単語や普段馴染みのない単語もこの方法でかなりインプットはできたようです。 しかし・・・

↑左上の「traditional」のカードには桃太郎か(笑)

最大のネックは、バカみたいに時間がかかること(笑)結局、1000枚以上のカードを作りました。

↑ 20枚ずつグループにして袋に入れ、1~2袋ずつランダムに取り出してカルタ遊び。完璧に出来たら袋に緑のシール、50%以下は黄色いシール、というように決めて、カルタでパーフェクトにとれるように潰していきました。

もう一度言いますが、めちゃくちゃ時間かかりました(笑)コロナじゃなければ生まれなかった遊び(勉強)。でも、もう二度と作ることはないでしょう。。。

というわけで、あまり参考にならないと思われるシェアでしたm(__)m

【2】 反復は徹底的に時間短縮で

上述のカルタ方式で単語を一通りインプットしてから、その復習も兼ねて『 英検2級語彙・イディオム問題500 』 に取り組みました。見開きで問題と解答・解説が並んでいるので、小学生一人でも使い易かったようです。

◆『 英検2級語彙・イディオム問題500 』 の使い方

  1. 一人で問題を解いて理解度チェック
  2. 正答全て(又は間違ったところ)をピンクの蛍光ペンでマーキング

ポイントは、間違ったところを蛍光ペンでマークしてしまうというところです。限られた時間の中で繰り返し間違いを見直すときに、間違った選択肢も含めて見るのは時間の無駄です。正しい表現だけを頭にいれればOK。時間がなければ②だけでも良いと思います。

↑ 正答の選択肢をピンクでマーク( アレコレ書き込んでいて見にくいですが…)

単語・イディオムについては以上です。中学生以上なら単語帳を自ら活用すれば済む勉強も、小学生だからこそ必要なサポートが色々あって、まぁ、大変です(笑)毎度のことながら、英検上位級を小学生で挑戦する場合は、中学生以上とは違った様々なハードルがあって・・・

  • 単語の意味が日本語でも分からない(特に政治経済系や抽象的な概念)
  • 単語帳や英検対策アプリに出てくる漢字が読めない
  • 長文のやライティングのテーマが内容的に難しい
    などなど・・・

単語については英英辞書を使うのも一つの解決策にはなると思いますが、幼い子向けに作られた易しい英英辞書はなかなか日本では手に入らないのも現状です。

こうしたハードルがあってもなお挑戦したい!させたい!と思うご家庭やお子さん本人にはきっと何かの理由やモチベーションがあるはずです。(時間のある今のうちに取らせたい、中学受験で有利になる、英語が大好き、親子で何かに挑戦したい・・・などなど)

背伸びをして挑戦するのは確かに大変。でも、その若さゆえ、脳みそはスポンジのように柔軟で、サポートする価値は十分あるかなと思います^^

さてさて次回は、絶対落とせない「ライティング」の対策についてご紹介したいと思います。

>>関連記事:英検採点方法が変わった!「ライティングは捨ててリスニングで勝負!」は通用しない・・・


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