今年6月に受けた英検4級・5級に続き、先月Nanaが英検3級(一次試験)を受けてきました。
>>関連記事:小学1年生でもできる!英検4級勉強法
そしてその結果が先日届き・・・
無事合格できました。ガンバったね!
内訳はこんな感じ↓
<英検CESスコア>※各100%の場合
合計 | リーディング | リスニング | ライティング |
80% | 69% | 77% | 94% |
一番心配していたライティングが満点近かったのでビックリ!
<合格基準スコア>
3級 | 準2級 | |
合格基準スコア | 1103点 | 1322点 |
今回のNanaのCESスコアは1319点だったので、準2級もあと一歩!
今回も、小学1年生の我が子を観察しながら試行錯誤した、我が家のオリジナル英検勉強法をまとめてみます。
英検に挑戦する幼児さん・小学生さんの英検対策のヒントになれば幸いです。
3級から大きなハードルとなるライティング(作文)については、その勉強方法について別途詳しく書きます。
↓ 詳しくはコチラ ↓
我が家の英検3級対策(小学1年生向け)
◆学習期間:1.5ヶ月
◆使った教材:
CDつき 英検3級をたった7日で総演習 新試験対応 (予想問題集)
2018年度版 英検3級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)
3級からはライティングも加わるので、4級の時よりも対策を早めにスタートしたつもりでしたが、当の本人のやる気にはなかなか火が点かず・・・
最短距離で楽しく勉強できる方法に加えて、小学1年生の娘でも自分の学習進捗が掴めるように「見える化」を意識してみました。
では順に説明しますね。
【1】「できる」「出来ない」を知る
まずは 「CDつき 英検3級をたった7日で総演習 新試験対応 (予想問題集)」の最初にある「弱点発見模試」を解きました。
<弱点模試の結果> ※試験約1.5ヶ月前
- リーディング正答率 → 50%
- リスニング正答率 → 70%
- ライティング正答率 → 0%
ライティング(英作文)は書き方も分からず、この時点では白紙状態(汗)
ライティングを0点と仮定すると、全体の正答率は47%という感じかな?
リーディング問題の間違い内容を見てみると、知らないイディオムや文法問題がほとんど。
リスニングは集中力が保てればなんとか出来ると踏んだので、まずはリーディング問題の分析をはじめました。
【2】文法対策はバッサリ却下!
幼児・小学生の英検対策には親や先生のサポートが不可欠!
さてさて、ここからは私(母)の腕の見せ所です。
◆テキストで出題内容を把握◆
英検3級のテキストを見ると、メインとなる文法事項はこんな内容↓
<3級で出題される文法内容>
- 現在完了形(heve/has+過去分詞)
- 受け身(be動詞+過去分詞)
- 関係代名詞(who,that,which,所有格)
- 現在分詞(~ing)・過去分詞(~ed)
- 間接疑問
- 付加疑問
- to+動詞の原形
- 動名詞
- 比較・最上級
こうしてみると結構ハードル高そうですよね〜
でも!
4級の時と同様、Nanaには迷わず文法説明は一切せず、テキストの文法問題のページも丸々スルーすることにしました。
しっかりと英語の授業を受けている中学生になら説明するかもしれませんが、Nanaはまだ小学1年生。今から文法を教えることで、算数のように頭で考える英語だけは絶対に身に着けて欲しくなかったからです。
幸いなことにNanaの場合は、ある程度感覚で解ける文法問題(比較や動名詞など)も多かったので、文法説明をスルーすることで解けない問題は全体の中の2〜3問。ここに拘るのは得策ではないと判断しました。
試験を受けるからにはもちろん合格したい(させてあげたい)!
でも、子供が英語を嫌いになってしまっては本末転倒!!
幼児や小学生だからこそ、長い目で見て意味のある学習方法を選んであげたいですね。
【技能・セクション別】具体的勉強内容
我が家が準備した教材は以下の2点ですが、隅から隅まで全部解いたわけではありません。特に【B】で使ったのはほんの一部のみ。
【A】CDつき 英検3級をたった7日で総演習 新試験対応 (予想問題集)
【B】2018年度版 英検3級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)
大問別にどの問題を使ったか、具体的にメモしておきます。ご参考(我が家の備忘録)まで。(【A】【B】は便宜上の印)
ちなみに・・・
英検HPには直近3回分の過去問が公開されていますが、そちらには手を付けませんでした。
その理由は↓
- 単純に時間がなかった
- 直近の問題と全く同じ問題は出ないと踏んだので優先順位を下げた
最新の傾向が掴めるのは間違いないので、時間があれば利用するのも良いと思います。
リーティング大問1(短文の語句空所補充)
大問1は出題数が一番多い(15問)ので、問題に慣れる為に【A】【B】両方のテキストを使いました。
但し前述の通り、文法問題(【A】のP.48〜55)は完全スルーしました。
【A】CDつき 英検3級をたった7日で総演習 新試験対応 (予想問題集)
【B】2018年度版 英検3級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)
Nanaは問題の英文を最後まで読まず、空欄()部まで読んで選択肢から回答を探すという大着さがあり、しばしばひっかけ問題(??)に引っかかっていたので、以下のようなメモをつけました(笑)
リーティング大問2(会話文の文空所補充)
比較的得意だったので、【A】の問題のみ解きました。
【A】CDつき 英検3級をたった7日で総演習 新試験対応 (予想問題集)
リーティング大問3(長文の内容一致)
形式は「掲示」「Eメール・手紙」「説明文」の3種類、内容は「ボランティア」「歴史」「観光」など。
内容的に小学1年生にはやや難しく、短期間での対策は難しいと判断し、【A】の本番直前模試1回分のみ解いて、回答方法を確認するにとどめました。
【A】CDつき 英検3級をたった7日で総演習 新試験対応 (予想問題集)
実際、正解率も2/10とかなり悪かったですが・・・リーティングは大問1・2に集中する作戦で結果オーライだったかな。
リスニング第1部(会話の応答文選択)
【A】の「弱点発見模試」と「本番直前模試」のみ解いて、回答方法を確認するにとどめました。
【A】CDつき 英検3級をたった7日で総演習 新試験対応 (予想問題集)
結果9/10点。
リスニング第2部(会話の内容一致選択)
【A】の「弱点発見模試」と「本番直前模試」のみ解いて、回答方法を確認するにとどめました。
【A】CDつき 英検3級をたった7日で総演習 新試験対応 (予想問題集)
結果10/10点。
リスニング第3部(文の内容一致選択)
やや長めの英文を聞いて質問に答える問題。大人のようにメモを取りながら聞くことが出来ないので、
1回目英文(よく聞く)→1回目Question(インプット)→2回目英文(Questionの答えを探しながら聞く)→2回目Question(選択肢を見て回答を選ぶ)
という流れを練習しました。
やはり使ったのは【A】の「弱点発見模試」と「本番直前模試」のみ。集中力勝負なので、数より質(集中)に徹しました。
【A】CDつき 英検3級をたった7日で総演習 新試験対応 (予想問題集)
結果7/10点。
ライティング(英作文)
ライティングはじっくり対策しました。詳しくはコチラ↓
「英検3級ライティング対策大成功!思わずもっと書きたくなる楽しい勉強法☆」
子供のやる気を前に向かせる方法☆
英検3級からは初めてのライティングもあったので、4級よりも対策を早め(試験1ヶ月半前頃)に始めました。ところが「英検やろっか〜」と誘ってもなかなかノッてこないNana。
どうしたものかと様子を見ていると、やる気が出ない原因がなんとなく分かった気がしました。
「やりたくない」んじゃなくてゴールが見えない!?
大人の私は過去問やテキストを眺めて試験の全体像を把握し、頭の中でザックリ試験当日までの勉強スケジュールもイメージできていました。
でも肝心のNanaは??
そう、何をいつまでにどの位やればいいのか想像もつかないといった様子。
「10月6日に試験があるよ」と言われても、それまでにあと何日位あるのかあまりイメージも出来ていないという感じでした。
「やりたくない」んじゃなくて、ゴールが全然見えてないんだ!
こりゃいかん!
そう思った私は、とりあえずこんなものを作ってみました↓
↑試験まであとどの位日数があるのか視覚的に分かるようにカレンダーを作成
<<ポイント>>
☆曜日の上に習い事を書く/週末の予定を書き込む
→その日は英検の勉強をする時間がないということを理解させました。
☆勉強した日にはシールを貼る
→シールを貼りたいがために毎日少しだけでも英検に手を付けようとするようになりました。
シールの大きさで自分の頑張り度を表しているようです^^
↑テキストと過去問を使った学習進捗を見える化
「こんなにページがあるけど全部はやらなくて良いいんだよ」ということを示したかったのですが・・・・
これは細かすぎて使い辛くて・・・途中から使わなくなりました(苦笑)
幼児さんや小学生の場合、子供自ら勉強に取り組もうとする気持ちを盛り上げてあげるのも母や先生の役目。
お子さんによって刺さる方法は違うと思いますが、楽しい方法が見つかると勉強もきっとはかどりますよ^^
英検3級のライティング対策についてはコチラ↓