3才までのベビー英語教室

ベビー英語講師が研究し我が子にも実践してきた英語習得についてお伝えします。

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小学1年生でもできる!英検4級勉強法

更新日:

Nanaも1年生になりました。

去年までは「まだ英文が読めないから英検なんてまだまだ・・・」と思っていたけど、6歳の頃から急に読めるようになってきたので英検に挑戦しました。

しかも5級と4級のダブル受験。オツカレサマ!

>>関連記事:英語を読む力「リーディングスキル」が身につくまで

で、その結果はこちら↓

英検5級

英検4級

 

無事合格できました。3級の合格基準スコアも超えていてビックリです!(4級結果の真ん中のボーダー参照)

内訳はこんな感じ↓

<正答率>

  合計 リーディング リスニング
5級 96% 96% 96%
4級 86% 74% 100%

 

今回は、英検4・5級受験時の勉強法についてまとめておきます。

 

小学校低学年でもできる!英検5級・4級勉強法

幼児・小学生が英検を受ける場合、「英検」は英語の試験とはいえ日本語が少々ネックになるんですよね。

問題文の漢字には全てふりがなが打ってありますが、「教科」「放課後」など未就学児には馴染みのない日本語が出てきたり・・・

最近は英検対策用の良い学習アプリが沢山あるので是非活用したいところですが、やはりこれらのアプリでも沢山漢字が出てくるので未就学児や小学校低学年にはほとんど使えません。

 

基本的には過去問を使って、日本語が読めなくても解けるように慣れておけば大きな問題にはなりませんが、実際、テキスト選びには特に気を使いました。

では、具体的に我が家の勉強法をご紹介します。

 

英検5級対策

◆学習期間:約1週間
◆使った教材:「英検5級をひとつひとつわかりやすく。」

問題集の文法説明部分は一切読まず、練習問題だけをどんどん解いていきました。
全体的に出来そうだったので過去問も解かず4級の学習に移りました。

 

 

英検4級対策

◆学習期間:約3週間
◆使った教材:「英検4級をたった7日で総演習 新試験対応 (予想問題集)」

4級はしっかり対策をしました。順に説明しますね。

 

【1】「出来ない!」を知る

まずは「英検4級をたった7日で総演習 新試験対応 (予想問題集)」の最初にある「弱点発見模試」を解きました。

 

<弱点模試の結果 ※試験約3週間前>
→リーディング正答率 不明(笑)
→リスニング正答率 76%

リーディングでは、初めての長文問題に目を丸め、途中で棄権しました(笑)

長文を0点と仮定すると、全体の正答率は50〜60%という感じかな?

 

【2】テキスト全部勉強する必要はない!

さて、ここからが私(母)の出番です。
少し勉強すれば合格ラインの65点は狙えると踏んだので、対策を考えました。

 

【2-1】テキストで出題内容を把握

4級のテキストを見ると、メインとなる文法事項はこんな内容↓

<4級で出題される文法内容>

・be動詞
・三人称
・未来形
・過去形(不規則動詞)
・時制の一致
・不定詞(like to・・・など)
・動名詞(stop -ingなど)
・比較級
・heve to/must

う〜ん、意外と幅広い。6歳の子供に文法を教えるべきか・・・

今までNanaには文法について一切教えたことがなかったので、このタイミングで試験対策として教えるべきか否か迷いました。

試しに穴埋めゲーム感覚で文法の説明をしてみようと思い、テーマごとの例題をノートにまとめてみました。ところが・・・

説明しようとするとNanaが混乱する気配が見えたので速攻中止!

「文法なんか教えちゃだめだ」と我に返りました。

 

【2-2】過去問で出題割合をチェック!

テキストで出題内容が分かったところで、次は過去問分析。どんな問題がどのくらい出題されているかのチェックです。

HPに掲載されている過去3回分の問題とテキストの模擬テスト2回分を(私が)一気に解いて、問題の内容を洗い出しました。

すると、嬉しい発見がありました。

英検分析

英検分析

リーディング問題の中に確かにNanaの知らない文法問題(三人称や時制の一致)が含まれているけど、殆どが単語の意味を知っていれば解ける問題ばかりなのです。本当に文法を知らないと解けない問題は全体の1割程度。

テキストで沢山解説されているような文法を教える必要は無い!と確信しました。

というわけで

  • 文法は教えない
  • 問題集を全部こなす必要はない(必要なページを選ぶ)
  • 2〜3年分の過去問だけ繰り返し解く

という作戦で本番までの約3週間、週に2〜3日は問題を解く時間を作りました。

 

幼児・小学校低学年におすすめの教材はこれ

「英検を受けよう!」と思ったら、まずは問題集探しからスタートしますよね。

すでに述べた通り、漢字が読めない、学校関連(※subject, after schoolなどの単語が頻出!)の用語に慣れていないという小さなお子さんには教材選びも気を使います。

私は、文字が大きめで1年生でも楽しく問題に取り組めそうなものという基準で以下の教材を選びました。

 

◆使った英検対策問題集

5級→「英検5級をひとつひとつわかりやすく。」

4級→「英検4級をたった7日で総演習 新試験対応 (予想問題集)」

 

結論から言うと、4級で使った「英検4級をたった7日で総演習 新試験対応 (予想問題集)」シリーズの方が良かったです。

理由は、文法説明が少なくて練習問題数が「英検5級をひとつひとつわかりやすく。」よりも多かったから。(※同じ級で比べた場合)

 

文法を説明してもわからない幼児の場合、実践的な問題を沢山解いた方が身になります。

インプットが増えれば文法なんか説明しなくても、自然と正解を選ぶことが出来るようになります。言葉ってそういうものですよね。

ただし、文法説明などを自分で読んで理解できる年齢なら、説明がわかりやすいテキストを選ぶという選択肢もありかな。年齢やレベルに寄ってその辺は臨機応変に。

 

幼児・小学校低学年の英検教材の選び方

基本的にはお子さんが気に入ったものの方がやる気も出るでしょうから、一緒に見て決めるのが良いと思います。それでも本屋には沢山の教材が有りすぎて選ぶのもきっと一苦労ですよね。そこで、選び方のおすすめポイントをまとめておきます。

 

<幼児向け英検教材選びのポイント>

  • A4サイズ以上の多きさ
  • 文字が大きめで見やすい
  • 文法説明は少なめでOK

 

本のサイズ自体が小さいと必然的に文字も小さくなるので、小さな子供が書き込むには向きません。また、文法説明はしないほうが良いと思いましたが、「どうしてこの答えになるの?」と聞かれた場合にサクッと説明できる様に完結にまとまっていると便利だと思います。

 

お気に入りの1冊を選んで、楽しく勉強をスタートしてください^^

 

 

モチベーション対策

これ、大事です。

親心としては受けるからには受からせてあげたい!そして子供だって受けるからには受かりたいはず!でも、はっきり言って「英検」に何の意味があるのか子供にはまだ良くわからない・・・

そんなときは、アメしかありません(笑)

 

今回、Nanaの試験勉強期間は約3週間でしたが、彼女のモチベーションを支えたのは「アイスティー」でした。

いつもは飲ませてもらえないカルディーのアイスティー(加糖)を、勉強中だけは特別に飲み放題!というルールにしたのです。

憧れの甘いアイスティー飲みたいがために、「英検しよっか」とNanaの方から率先して勉強に取り組んでくれました。アイスティー様々!(パックで198円、安い!笑)

 

さて、次の3級ではライティングや面接があります。

我が家のモットーは「英語ってめっちゃ楽しい!」と思えるサポートをすることです。

次のステップに向けて、またゲーム感覚でのんびり対策を進められるように、勉強法を考えていきたいと思います。

うまくいったらまたご紹介しますね。

いっしょに英語を楽しみましょう♪


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