私が育休中にはまったのが
Mother Goose.
元々、全てのクラス(ベビーから幼稚園児さんまで)でMother Gooseの歌や手遊びは沢山取り入れていましたが、改めて古い文献や写真集なども取り寄せて調べれば調べるほど面白くて・・・すっかり虜になりました。
そして、その傍でマザーグースを浴びるように育った次女の成長を見ていて・・・英語の素地が出来ていくのが目に見える様でした。
そんなわけで今回は、3才までのお子さんに絶対おすすめしたい「マザーグース」の世界についてご紹介したいと思います。
<もくじ>
- 「マザーグース」って何?
- 「マザーグース」と「ナーサリーライム」の違いは?
- 実はみんな知ってる!マザーグース
- 「マザーグース」が3才までにおススメな理由(ライミング・アリタレーション)
- 「マザーグース」の効果
「マザーグース」って何?
「マザーグース」とは、アメリカやイギリスなどの英語圏で古くから語り継がれてきた伝承童謡(わらべ歌)のことです。
作者は・・・分かっていないものがほとんど
種類は・・・1000種類以上
特徴は・・・リズミカルに韻を踏んでいる
リズム(曲)が付いているものもあるが、元々はポエム(詩)
日本で言う
「げんこつ山のたぬきさん」「せっせっせーのよいよいよい」「いーとーまきまき」「かごめかごめ」「ずいずいずっころばし」「はないちもんめ」「あんたがたどこさ」みたいなものですかね。小さい頃に覚えると大人になっても忘れない、アレです。
「マザーグース」と「ナーサリーライム」の違いは?
どちらも日本ではあまり馴染みがないコトバかもしれませんが、「マザーグース」と「ナーサリーライム」は同じ意味で使われることが多いです。その意味と違いについて見てみると・・・
- どちらも英語圏で「伝承童話」「わらべ歌」を指す
- 「マザーグース」は主にアメリカで、「ナーサリーライム」は主にイギリスで使われる「伝承童話」の呼び名
どちらにも共通する歌が沢山ありますが、同じ歌でも地域や世代によってリズムや歌詞が少しずつ変化しているのも面白いです。
「マザーグース」は、元々ガチョウ(goose)の世話をしていたおばあさん(mother)が、ガチョウに餌やりをしながら子供に童謡や童話を伝えていたことから、伝承童謡のことをマザーグースと呼ぶようになりました。
「ナーサリーライム」は、[ nursery(子供部屋)+ rhyme(脚韻)]という言葉の通り、「子どもの為の詩」「子守歌」という意味合いを持っていて、「童謡」全般を指す英語としても使われます。
※この記事では、英語圏の伝承童話を「マザーグース」として表現します。
実はみんな知ってる!マザーグース
では「マザーグース」にはどんなものがあるかというと・・・
- London Bridge is Broken Down(ロンドン橋落ちる)
- Twinkle, Twinkle, Little Star(きらきら星)
- Mary Had a Little Lamb(メリーさんのひつじ)
皆さんの頭の中にも、題名を見ただけでメロディが流れたはず^^
「マザーグース」が3才までにおススメな理由(ライミング・アリタレーション)
我が子に英語を・・・と思ったら、ぜひ「英語耳」を育ててあげることをおススメします。なぜなら、単語は大きくなってからでも遅くはないけど、「耳」だけは「黄金期」「臨界期」というものが存在するからです。特に3才までのお子さんならなおさらです。
関連記事>>「耳の黄金期」は3歳まで!?
そこでおススメなのが「マザーグース」。「マザーグース」は英語の耳とセンスを磨くのに不可欠な「ライミング」と「アリタレーション」の宝庫だからです。しかも聴いて、歌って、遊んで、読んで、ゲームして・・・とにかく色んな楽しみ方ができるので、0歳から楽しめるのも最強ポイントです!
関連記事>>英語圏の子供たちが学ぶ「ライミング」と「アリタレーション」って何?(編集中)
「マザーグース」の効果
では、「マザーグース」に親しむとどんなメリットがあるのか?
①英語独特のアクセント・イントネーション・リズムが身に付く
普段私たちが何気なく使っている日本語は、他の言語に比べるとリズムや強弱が少ない言語です。そんな日本語に慣れ親しんでいる日本人にとって、英語のリズムや強弱のはっきりしたイントネーションを身に付けることは、通じる英語を身に付ける上でとっても大事なポイントに!机上の「お勉強」からでは決して身に付かない、楽しんで身に沁み込ませることのできる「マザーグース」は最適の教材となります。
②種類が豊富なのでお気に入りを見つけやすい
「マザーグース」のお話(詩)は1000種類以上あり、遊び歌、子守歌、数え歌、なぞなそ歌、占い歌、早口言葉・・・など色々な「歌」となって伝承されています。正に、好きな歌で遊びながら楽しめるのが特徴です。
③一度覚えたら忘れない
メロディが付いているものが沢山あり、さらにCD、本、動画・・・沢山の子供向けツールがあるので、年齢や好みに合わせて楽しみながら自然と身に付けることが出来ます。
詩から「リズム」「強弱」「イントネーション」「文章」「単語」「表現」「文法」「押韻」などなど・・・英語習得に不可欠な要素を自然に身に付けさせてくれる、魔法の(⁉)歌です。
「マザーグース」、ちょっと興味が湧いてきました??
では次の記事では、「マザーグース」を実際におうちで楽しむ方法やアイテム(絵本・CD・動画)などについて具体的にご紹介したいと思います。