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英検採点方法が変わった!「ライティングは捨ててリスニングで勝負!」は通用しない・・・

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英検3級の勉強を始めた当初、小学1年生のNanaにとって大きなハードルに見えたのが「ライティング」でした。

「英作文なんてまだまだ無理だし・・・ライティングは捨ててリーディングとリスニングで点を稼げばいいかな」

なーんて一瞬思ったりしたのですが

英検3級を受験するにあたって、ライティングを捨てられない理由があることに気づいたのです。

 

2016年度から変わった英検の採点方法!

英検(3級以上)は、「リーディング」「リスニング」「ライティング」の3技能で一次試験の問題が構成されています。

そして、各技能で問題数が異なるという特徴もあります。

例えば英検3級の場合、各技能の出題数はこんな感じ↓

 

◆問題数◆

リーティング 30問
リスニング 30問
ライティング 1問(※)

※ライティングの出題数は1問ですが採点は16点満点です(3級の場合)

 

ここで仮に合格基準が65%以上であった場合、得意な技能や問題数の多い技能で得点を稼げば合格できるでしょうか?

 

答えは・・・

No! です。

2015年度まではYes! だったのですが・・・今ではNo! になりました。

 

つまり、「出題数の少ないライティングは捨ててリスニングで点数を稼ごう!」といった作戦は通用しなくなったというわけです。

 

英検の合格を目指すためには、英検の採点方法について知っておく必要があります。

今回は、英検3級を例に詳しく説明したいと思います。

 

ライティング1問の重み大!

英検の採点方法は2016年度から大きく変わりました。

 

◆採点方法の変更点◆

☆2015年度以前・・・全技能総合の正答率

☆2016年度以降・・・各技能均等スコア配分

 

簡単に言うと、2015年度までは問題数が少ないライティングが0点だったとしても他の技能(リーディング・リスニング)で点数を稼いでとにかく合計正答率をクリアできれば合格することができました。

ところが2016年度以降は、各技能のスコア配分が平等になり、各技能でバランスよく得点獲得できなければ合格は難しくなったのです。

 

もっと分かりやすいように、技能別の「出題数」と「配分スコア」を整理しておきます。

◆出題数と配分スコア◆ ※2018年度現在・英検3級の場合

  出題数 配分スコア
リーディング 30問 550点
リスニング 30問 550点
ライティング 1問 550点
合計 61問 1650点

※ライティングの出題数は1問ですが採点は16点満点です。

各技能で問題数が異なるにも関わらず、スコアの配分は均等になっていることが分かりますね。

30問のリーディングとたった1問のライティングを比べた場合、どちらもスコアに与える影響が同じ、つまり1問ごとの重みが大きく異なるという採点方法になったのです。

 

〜「スコア」って何?〜

ここで言う「スコア」というのは「英検CSEスコア」と呼ばれるもので、英検各回の全答案採点後に統計的手法(Item Response Theory)を用いてスコア算出されています。

そのため、同じ正答数であっても各回のテストごとにスコアが同じとは限りません。(例:2018年第1回と2018年第2回の英検3級で、どちらも正答数が全く同じだったとしても、CSEスコアは異なる可能性があります)

形式や難易度が異なるテストの結果を比較するための理論を使って毎回スコア算出されるので、違う回に同じ級を受験した人の結果や同じ回に別々の級を受験した人の結果も、明確な数値で比較することができるというメリットがあります。

 

 

【具体例】ライティングを捨てたらどうなる?

たった1問のライティング問題が0点でその他の問題が満点だった場合のシュミレーションをしてみましょう。 

 

【例1】どちらも同じ正答数の場合↓ ※英検3級の場合

  2015年度以前 2016年度以降
リーディング 30/30 550/550
リスニング 30/30 550/550
ライティング 0/16 0/550
合計 60/76(79%) 1100/1650 (67%) 

◆合格条件◆

2015年度以前・・・素点ベースで基準得点率(約6割)以上

2016年度以降・・・合格基準スコア(固定1103点)以上

※「素点」とは「1問1点」とした時の点数

2015年度以前の場合、素点ベースで合格目安の6割を超えているので合格になっていましたが、

2016年度以降の場合、合格基準スコア1103点を下回るので不合格になります。

このように、全く同じ回答をしたとしても、採点方法が変わったことによって合否が分かれてしまう結果となります。

 

【例2】どちらも同じ正答数の場合↓ ※英検準1級の場合

  2015年度以前 2016年度以降
リーディング 51/51 750/750
リスニング 34/34 750/750
ライティング 0/14 0/750
合計 85/99(86%) 1500/2250 (67%)

2015年度以前の場合、素点ベースで合格目安の7割を超えているので合格になっていましたが、

2016年度以降の場合、合格基準スコア1792点を下回るので不合格になります。

 

 

英検CSEスコアで受験級以外の合格可能性も分かる!?

各級の合格基準スコア(英検CSEスコア)は以下のように固定されています。

 

◆一次試験:英検各級の合格基準スコア◆

合格基準CSEスコア
1級 2028
準1級 1792
2級 1520
準2級 1322
3級 1103
4級 622
5級 419

※上記スコアは一次試験の合格基準

 

つまり、自分のCSEスコアを見れば、自分が受験した級だけでなく他の級への到達度(レベル)を知ることも出来るのです。

例えば、3級を受験してその結果が「CSEスコア1330」で合格だった場合、準2級の合格基準スコア(1322)を上回っているので準2級も合格圏内レベルであることが分かりますね。

さらに、英検CSEスコはは国際基準企画CEFRにも対応しているので、よりグローバルな視点で自分の英語レベルを把握できるというメリットもあります。

 

 

※日本英語検定協会HPより

※上記英検の基準は二次面接を含むスコア

 

合格するには技能のバランスが重要!

結論。

2016年度から採点方法が変わり、英検に合格するにはリーディング・リスニング・ライティングそれぞれの技能でバランスよく得点獲得することがカギになったと言えそうです。

 

ちなみに、娘のNanaが英検3級の勉強を始めた当初、ライティング問題は0点でした。(→詳しくはコチラ

2015年までならライティングを捨てるという選択をしていたかもしれませんが、Nanaが受験したのは2018年。

採点基準を考えて、もちろんライティング対策を中心にするという作戦にしました。

 

 

闇雲にテキストをこなすのではなく、自分(またはお子さん)の技能別現状レベルを把握した上で賢い作戦を立ててみてくださいね。

 

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